バラの品種名
「寂しかったぼ~くの庭にバラが咲いた~」ので、ご紹介します。
【つるアイスバーグ】
こちらは、1968年イギリス作出の「つるアイスバーグ」という品種です。
元の品種「アイスバーグ(Iceberg=氷山)」は1958年ドイツ作出で、
原名(別名)を「
Schneewittchen(白雪姫)」と言います。
その名のとおり、この寂しい時季の庭に白さが一層際立ちます。
また、毒入りリンゴを食べたのに蘇生する白雪姫のように病気には強い品種ですが、雨に打たれると牡丹のように花びらがパラパラ崩れ落ちてしまいます。
近寄ると、ほんのり香りがします。
【レオナルド・ダ・ヴィンチ】
一方こちらは、1993年イタリアの国際コンクールで金賞を受賞した、フランス作出のつるバラ「レオナルド・ダ・ヴィンチ」という品種です。
オールドローズ風のクォーターロゼット咲きのピンクの花が印象的ですが、鼻を近づけてもほとんど香りはしません。
その名のとおり、「
ルネサンス(=再生・復活)」の天才「
レオナルド・ダ・ヴィンチ」から命名されました。
こちらも、農薬いらず手間いらずの強靭な品種です。
バラと黄金比の意外な関係?
「ルネサンス期(14~16世紀)」は、日本では「室町時代(南北朝時代、戦国時代)」です。
「ダ・ヴィンチ(イタリア、1452~1519年)」が活躍したのは、「
応仁の乱(1467~1478年)」の頃です。ギャップが・・・。
【ウィトルウィウス的人体図】
「ダ・ヴィンチ」が描いたこれ↓をご存じでしょうか。
「ダ・ヴィンチ」が考える「美しさ」の中に、「
黄金比(1:1.618・・・)」が隠されているとか。
例えば、こんなところです。
【ペンタグラムの黄金比】
「正五角形」から対角線を引くと「ペンタグラム(
五芒星)」ができます。
=正五角形の一辺:その対角線
=
AB:
AC
=
=
1:
1.618・・・が「黄金比」になります。
古くは、ピラミッド、パルテノン神殿、ミロノヴィーナスなど、
今でも、名刺のサイズ(縦55mm×横91mm=1:1.654・・・)やクレジットカード(縦53.98mm×横85.60mm=1:1.585・・・)などに「ほぼホボ黄金比」を見つけることができます。
空きビンに挿してみました。 美しいですね。
この写真をみて「美しい」と思ったのは、
クォーターロゼット咲きの花の形が、なんとなく「ペンタグラムの黄金比」に見えたからでしょうか?
重ねてみますと・・・
なるほど。イタリアのコンクールに出された美しさと強さを兼ね備えたこの花は、天才「ダ・ヴィンチ」に敬意を表して名付けられたのかもしれません。
【バラ情報】
静岡の「
島田市ばらの丘公園」では、5月中旬~6月上旬が見ごろですが、
標高1,000mにある蓼科高原の「
バラクライングリッシュガーデン」は、6月中旬~7月上旬が見ごろになります。
バラクラは静岡から車で約2時間ですが、「中部横断自動車道」が間もなく全線開通となりますので、更に近くなりますね。
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