日本平久能山スマートインターチェンジが開通して、1か月が経ちます。
ICの交通量は1日8,000台程度で、計画の13,000台よりもはるかに少ないそうです。
これからナビの更新や認知度が上がれば、少しづつ増えるかもしれません。
需要が増える一つの材料として、中部横断道の全線開通があります。
今年の11月に南部ICまで延伸しますので、残すところ「南部IC~下部温泉早川IC」のみとなりました。
(出典:『富沢―南部、11月開通 中部横断自動車道、工事に遅れ』静岡新聞@S)
未開通の「南部IC~下部温泉早川IC」の間に「
52号線の難所(身延のS字カーブのところ)」がありますので、開通すれば中部横断道のメリットを最大限に享受できそうです。
ちなみに、このS字カーブから近隣の三次救急までの道のりを調べてみました。
結果は・・・
①
静岡県立総合病院(静岡市)約50km、約50分
(52号~南部IC~中部横断道~新東名~新静岡IC~病院)
②
静岡済生会総合病院(静岡市)約52km、約55分
(52号~南部IC~中部横断道~東名~日本平久能山IC~病院)
③山梨県立中央病院(甲府市)約54km、約60分
(52号~下部温泉早川IC~中部横断道~中央道~双葉IC~病院)
なんと、
静岡市の2病院の方が近かったのです!
ここ最近整備されてきた道路網で、この地域から三次救急への到達時間が、なんとか「60分(理想は30分)」をクリアしました。
通常時の搬送は少ないかもしれませんが、大規模災害時やドクターヘリが飛べない状況下では、選択肢が増えそうです。
「カーラーの救命曲線」
静岡市内の中山間地域(オクシズ)については、高規格道路の整備は難しいので、「1.5車線的道路整備」により「いのちの道」の整備を進めています。