有線と無線のネットワークを分ける
新型コロナ対策としても、ハードの整備が急ピッチです。
スマホやタブレットなどに対応するため、
無線ネットワークの整備をすることにしました。
通常は、
有線ネットワークのHUBに
Wi-Fiルーターを
接続させます。
Wi-Fiルーターと数本のLANケーブルをそろえるだけなので、この方法が安くて簡単です。
場合によっては、Wi-Fiルーターの設置場所の制約があったり、配線が乱雑になったりします。
しかし
今回は、
既存の有線ネットワークが古いため、
今の規格にあった無線専用のネットワークを新たに設置することにしました。
無線ネットワークを有線ネットワークに接続すれば、プロバイダーが1つですむので安価ですが、
完全に分離させました。
完全に分けるメリットは他にも、
①セキュリティが高い
②回線の混雑を緩和できる(有線35台、無線19台、+αなので)
③通信障害時の原因特定がしやすい
④通信障害時に回線が確保できる などあります。
しかし、
デメリットもあります。
設置費用、プロバイダー料金やセキュリティ機器などの
費用がかかることです。
通常であれば整備が難しかったのですが、今回は「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業」により整備させていただくことができました。
有線と無線を一緒にする場合、
「VLAN(仮想LAN)」という方法を使えば、セキュリティが強化されます。
【参考】「Webスマートスイッチ設定事例集」(BUFFALOより)
LAN設置工事の様子
吊り天井の中に
LANケーブルを通していきます。
使う
LANケーブルはこちら。「
CAT6」の
単線です。
「AWG24-4P」(通信工業株式会社)
学校では、
幹線ケーブルは「CAT6A(10Gbps)」以上が指定されているそうです。
【参考記事】「CAT6Aケーブルとは」(サンワサプライ株式会社HP)
【参考資料】「GIGAスクール構想の実現について」(文部科学省)
しかし、
①プロバイダーやHUBなどはほとんど1Gbps対応
②端末の台数もさほど多くない
③10年後はLANケーブルが無い時代が来るかも?
ということで、今現在コスパの良い「
CAT6」にしました。
【前回記事】「
スピードアップ作成(③LANケーブルの交換)」(2020.11.19)
総延長は、
1箱300m×4箱=
1,200mです!
点検口がないところは、LEDライトバーを取り外して通線します。
ベースを取り付け、天井からケーブルを出します。
Wi-Fiルーターはこちら。
天井取り付けに適した形状です。
取り付け後はこんな感じ。
天井に取り付ける
メリットは、
①電波が遠くまで届きやすい
②いじられにくい
③埃などよごれにくい
④配線がすっきりする
⑤電波干渉を受けにくい などです。
電波の弱い場所などは、
Wi-Fiの「
中継器」でつないでいく方法もあります。
最後に、
光ファイバーを引き込んで、
苑内LANに接続して完了です。
工事はこれにて完了ですが、PCやネットワークの設定が残ってます。19台。笑
次回は、
「自分で出来るメモリ増設」についてお伝えします。お楽しみに!
【関連記事】
「
スピードアップ作成(①介護記録システム選考会)」(2020.11.05)
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スピードアップ作成(②ボトルネックの解消)」(2020.11.12)
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スピードアップ作成(③LANケーブルの交換)」(2020.11.19)