緑のセレナ力尽きる
デイサービスの送迎車両セレナが3月で満19歳になります。
日本人なら来年成人式でしたが、オイル漏れやボディの歪みなどあちこち老朽化が著しい状態になってしまいました。
今度の3月で車検が切れ、車検費用や今後の維持費も相当な費用が掛かってしまいます。
また、ご覧のように、かなり駐車スペースを取っています。
そこで、「いっそのこと軽自動車に買い換えよう」という話になりました。
軽のスロープ付き福祉車両のメリットは、
①初期費用、維持費が安い
②燃費が良くエコロジー(SDGs対策にもなります)
③駐車スペースを取らない(駐車場対策にもなります)
④小鹿周辺に多い狭い道のすれ違いが楽
⑤スタイルがカワイイ
⑥後部座席が広い
⑦スライドドアで乗降がしやすい
⑧スロープとウィンチで車いすも楽に乗降ができる
日本が誇る「軽」、さすがです。
まずは、ホンダ「N-BOX」から
そこで、いろいろなメーカーの車種を調べてみましたが、事前審査で我々の条件に該当する2車種に絞り、最後は実物を見て決めることにしました。
第一候補は、ホンダの「N-BOX」です。
特徴は、後部座席が特に広い!ということです。
車いす乗車のときはこんな感じです。
リヤシートは簡単に床下収納できます。
「BOX」というだけあって軽ハコ並みの広さです。
一方、後部座席をセットしたときはこんな感じです。
広い!
ただ、地面と床との高さが結構あり、乗り降りがチョット大変です。
地上からフロアの高さが約40cm弱ありました。高齢者ではこの高さは厳しいです。
これを解決するためには、こんな感じの電動ステップを付ける必要があります。
後日、メーカーから「N-BOXは最低地上高が9cm
(※注)を切ってしまうので付けられない」という回答がありました・・・ガーン
(※注)「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第163条」で9cmと定められています。
つづいて、スズキ「スペーシア」
次の候補、スズキの「スペーシア」です。
特徴は、フェイスがかわいく、「N-BOX」に比べてちょっと小ぶりです。
車いすの時は、後部座席を跳ね上げます。
車いすのスペースは「N-BOX」と比べると狭いです。
スロープはこんな感じです。
「N-BOX」と比べるとスロープが短いですが、シンプルな造りで良いです。
こちらも、乗り降りをする時かなり足を上げなければいけないので、このままではデイの送迎には使えません。
こちらも同様に、地上からフロアの高さが約40cm弱ありましたが・・・
「スペーシア」は、この「電動ステップが付けられる」という回答でした。
ということで、車種はスズキの「スペーシア」に決定です。
デイの送迎でも使えるように、純正オプションで大型の電動ステップが付けられるようになると良いですね。
納車されたら、また報告します。乞うご期待!
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