あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、新年初めの記事は・・・
冬休みの自由研究「都市計画道路・丸子池田線」です。
丸子池田線って?
小鹿苑の南側に「丸子池田線」という都市計画道路が走っています。
その名のとおり、起点の丸子から終点の池田まで駿河区を東西に貫く都市計画道路です。
(出典:『
地図情報インターネット提供サービス』静岡市)
(図面の出典は以下同様。図面はタップして拡大できます。)
安倍川以東については、ツインメッセ前まで既に4車線化が進んでいます。
八幡山から東へ向かって見てみましょう。
八幡交番付近。左手にイトーヨーカドー、右手に
南郵便局です。
(走行中の写真はすべて助手席からの撮影です。以下同様。)
イト
ーヨーカドー前から小鹿苑前までは、既に2車線が整備されています。
近い将来4車線に拡幅される予定です。
豊田中学校付近。左手に済生会、右手にマム、もうすぐ小鹿苑です。
そして、小鹿苑前。
延長・拡幅計画はどうなった?
都市計画図を拡大して見てみますと・・・
建物には計画道路が掛かっていませんが、 南側駐車場部分(赤い部分)が掛かっています。
小鹿苑のベランダすれすれまで拡幅されます。
この駐車場がなくなりますので、対策が必要です。駐車場対策は、いずれご紹介します。
また、もっと将来的には、小鹿苑前から日本平パークウェイ
付近まで延伸する計画があります。
延伸計画のある小鹿一丁目付近です。
小鹿苑から先は、細い道路沿いに建物が密集しています。
50戸以上
(※)の用地買収と補償や大谷川の橋梁に莫大な費用がかかり、事業化はかなり厳しそうです。
(※)図面から戸数を拾いました。笑
小鹿商店街入口付近です。商店街裏の赤矢印の方向に進みます。
さらに大谷川を越えて、池田付近です。
タミヤサーキットの南側は、かなり昔に拡幅されています。
子どもの頃「なぜここだけ広いんだろう?」と思ったことがあります。
タミヤサーキット前の4車線の謎
昔よくここへ見に来ました。
1980年代のRCカーブーム世代ですので。笑
★★タミヤHP→「
復刻RCカー」
静岡県は、プラモデルの出荷額が全国1位、全国シェアはなんと9割以上!
「
タミヤ」の他にも「
バンダイ」や「
ハセガワ」など、プラモデルメーカーが数多くあります。
なぜ、静岡はプラモデル生産が盛んなのでしょうか。
それは、「徳川家康」が全国から腕利きの宮大工や彫刻師らを駿府に集め、その後、職人が定住したからです。
さらに、安倍川や大井川上流に良質な木材の産地があったことも要因らしいです。
戦前は木製模型が中心だったようですが、戦後は金型で作るプラモデルに変わっていったそうです。
他にも、ひな人形、木工家具、駿河竹千筋細工など、世界に誇る木工製品がたくさんあります。
さて、都市計画道路に話を戻します。
ここが先行して拡幅された理由は、昭和45~53年に「池田土地区画整理事業」によって整備されたからだったのです。
50年以上前からこの道路計画があったなんて、とても驚きました。
(出典:『
静岡市の土地区画整理』静岡市)
そして終点の日本平パークウェイへ?
丸子池田線の終点です。
「下大谷線(流通センター通り)」から東側も、30戸以上の用地買収と補償費用がかかり事業化は厳しそうです。
終点付近を拡大してみますと・・・
およ?日本平パークウェイには接続されていませんよ!?
終点付近の「池田の森ベーカリーカフェ」です。
木の看板やボーダーフェンス、植栽などで、いい雰囲気を演出しています。参考になります。
カフェの隣に流れる「大慈悲院川」の橋付近です。
はて?どのように日本平パークウェイに接続するのでしょうか。
都市計画図を見ていると、いろいろな発見があって面白いですね。
そういえば、なでしこ苑の前の都市計画道路もいよいよらしいです。
【関連記事】建通新聞
「静岡市 下大谷線新規区間 測量へ」(2019.06.19)
【関連記事】小鹿なでしこ苑ブログ
「ロード 最終章「なでしこ苑が削られる?」(全三章)」(2018.03.25)