鏡開きは餅?酒樽?
R2.1.8に新年会を行いました。
今年の年男・年女は、利用者様6名と職員6名です。
利用者様は、紫色の「ちゃんちゃんこ」を着て新年のお祝いをしました。
普段はTシャツにジャージの職員も、この日ばかりは華やかな着物姿に大変身!
とっても似合っていますね。
紫色の「ちゃんちゃんこ」は、通常「古希(70歳)」のお祝いで着ることが多いですが、
律令時代では、紫は高位を表す色とされ、主に皇族やそれに連なる者にしか使用を許されなかった色ですので、長寿への敬意を表す「特別な色」とされています。
まずは、健康と幸福を祈願して、ちょっと早めの鏡開きをしました。
ところで、鏡餅の鏡開きは通常1月11日に行いますが、なぜでしょうか。
お正月は、年神様を迎える行事であり、年神様がいる松の内(1/1~1/7)までは、その年神様の依り代となるのが鏡餅なので、松の内に割ってはいけません。
松の内を1月7日までとする地方では、松の内明けの11日に鏡開きを行う場合が多いようです。
昔は「二十日正月」といって20日に鏡開きを行っていましたが、徳川三代将軍「徳川家光」が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日になったといわれています。
また、鏡餅を割るのも「鏡開き」ですが、酒樽の蓋を割るのも「鏡開き」と言います。
昔から酒屋では、酒樽の上蓋のことを鏡と呼んでいたからです。
さらに、「切る」のも「割る」のも縁起が悪いので、「開く(末広がり)」というらしいです。
昔の人は、言葉を「言霊」として、とても大切にしていたのですね。
毎年楽しみな出し物
さて、新年会にもどりますが、
職員の出し物のクライマックスは、1日限定バンド「バンビーズ」によるミニライブです。
拍手喝采でアンコールの声が止まりませんでした!!
最後にボランティアの皆さんには、毎年お願いをしているミュージックベルの演奏を披露していただきました。
曲は「一月一日」。
「新春かくし芸大会」でおなじみの「年の始めの、ためしとて~」というあれです。
ちなみに、曲名は「いちがつついたち」ではなく「
いちげついちじつ」と読むらしいです。
演奏にあわせて利用者様も一緒に歌いながら、ベルの音色に癒されました。
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