東海道の西を抑える重要な場所
丸子城は、
東海道を西から来る勢力を抑えるために、
今川氏時代に造られ、武田氏が大改修したそうです。
(Google My Maps埋込)
いざ出陣。
済生会・小鹿苑から、車で約
20分。
駿河区丸子にある駿府匠宿のすぐそばです。
→Google map「駿府匠宿」
1日
200円の駐車場に車を停めて、登山口を目指します。
匠宿の「おもしろ体験館」の脇が、
登山口です。
いよいよ、
城ゾーンに突入です。
混雑度★☆☆☆☆(冬場)
比高(ふもととの高低差)約
100m。
10分ほどで、
外曲輪に到着。
【
曲輪】自然の地形を活かしつつ人工的に造った平地のことです。
言わずもがな、兵士や武器を備えておく場所です。
案内板に縄張り図がありました。ワクワクしてきますね。
【縄張り図】山城の設計図で、堀や曲輪などの位置がわかります。
外曲輪から、
本曲輪(本丸)を目指します。
途中、
北曲輪に出ました。
当時は、木が伐採され平坦だったと思われます。
遺構の保存状態が良い「丸子城」
その先を進むと、
本曲輪の手前で土橋に遭遇。(黄色が土橋、赤色が堀)
敵の隊列をギュっと絞って、
集中砲火します。
横から見るとこんな感じです。
土橋の上に人が歩いていますヨ。
竪堀です。
【竪堀】尾根や曲輪からふもとに向かって掘られた堀です。
このほかにも、
曲輪の
周りには、敵の侵入を防ぐための
仕掛けが沢山あります。
【堀切】曲輪間や尾根筋を掘削して、移動を困難にします。
【土塁】曲輪の周辺に土を盛って、上から攻撃をします。
【虎口】曲輪の入口です。三方から敵を迎え撃ちます。
【横堀】曲輪の斜面に対して直角に掘られた堀です。武田氏が良く使ったそうです。
これらの仕掛けを越えると・・・
本曲輪です。
かなり広い曲輪ですね。
ここにも
案内図がありました。
本曲輪を下から
見上げた写真です。
かなりの急傾斜。人工的に削った切岸でしょうか。
城からは、わずかながら駿河湾が望めました。
昔は、木々を伐採して、眺望は良かったと思います。
遺構の保存状態が良いので、
武田氏がよく用いた「三日月堀」なども残り、
山城の良い教科書だと思います。
まだまだ、
沢山の遺構がありますが、これ以上は
ネタバレになりますので、
ここではこれ位にしておきます。笑
動画にまとめましたので、ご覧ください。
(↓YouTubeで視聴:1分44秒)
「東海道を抑える重要な山城「丸子城」~静岡ぶらり~」
次回「静岡ぶらり」は、
中心市街地にある「賤機山城」をご紹介します。お楽しみに~
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