日本でもいよいよ予防接種が始まります。

ワクチンの有効性と安全性がとても気になるところですが、
そもそもワクチンってなんでしょう？

ワクチンは、
イギリスの医学者「エドワード・ジェンナー」が1798年に開発した、
「天然痘の予防法」である「種痘」がはじまりです。

天然痘は、
高熱と発疹の症状があり、強い感染力のあるウイルスです。


ジェンナーは、
乳しぼりなどをしいる人で自然に「牛痘」にかかった人は、
「天然痘」にかからないことを知りました。

その後、研究を重ねて、
「天然痘」よりリスクの低い「牛痘」をもとに、
ワクチンを予防接種する予防法「種痘」を確立しました。

ジェンナーのおかげで、
1980年には「天然痘」が過去の病気となりました。

ところで、
「あばたもえくぼ」という言葉はご存じかと思いますが、
漢字で書くと「痘痕も靨」だそうです。
「痘痕」は、「天然痘の痕跡」だとか。

そう言えば、
明智光秀の妻煕子の話・・・
煕子は嫁ぐ前、天然痘に罹ってしまい、左頬に痘痕が残ってしまった。
煕子は痘痕を恥じ、代わりに妹の芳子を嫁がせようとしたところ、
光秀はそれを断って煕子と結婚した・・・とか。

ちなみに、
「ワクチン（英語：vaccine）」は、
ラテン語で牛を意味する「vacca」から来ているそうな・・・

お牛様様です。


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