インフルエンザ対策講座
シーズン到来ということで、
11月の小鹿苑カフェでは、「インフルエンザ対策」講座を行いました。
講師は当苑の看護師長です。
予防の基本は、手指衛生や換気などの「スタンダードプリコーション」です。
小鹿苑カフェでは、済生会が蓄積したノウハウや最新情報などを今後も定期的に提供していきたいと思います。
小鹿苑カフェは、毎月第1金曜日の9:30~オープンしています。
予約不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
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【予防接種について】
今年のインフルエンザワクチンはこちらです。
○2019/2020冬シーズン
A/Brisbane(ブリスベン)/02/2018(IVR-190)(H1N1)pdm09
A/Kansas(カンザス)/14/2017(X-327)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
2009年にパンデミックが起きた新型インフルエンザ「H1N1」も入っています。
インフルエンザウイルスは分かっているだけでもA型が144種類・B型が2種類・C型が1種類ありますが、ワクチンはそれぞれに合ったものを製造しなければいけません。
毎年、冬に流行しそうな4種類を国が選んでメーカーが製造します。
抗体価は、接種後2~4週間でピークになり、その後逓減していき、3~5か月で効果が期待出来なくなります。
ところで、13歳未満は2回打ちます。
1回では成人に比べて抗体価が上がりにくいのですが、2回打つことでブースター効果(免疫力をより高める効果)が期待できるからです。
取説の「用法・用量」を見ますと「13歳以上は1回又は2回」と書いてありますが、「臨床成績」を見ますと成人のブースター効果が確認できないようです。
では、どのような場合に2回打ちをするのでしょうか・・・
例えば、慢性疾患で免疫力の低い方、受験生、医療従事者など、抗体価を長期間維持したい人が打つ場合が考えられます。
ワクチンは、発症を抑える効果や重症化を予防する効果をある程度期待できますが、副反応の可能性もありますし、個々の事情により異なりますので、医師によくご相談ください。
詳しくは、
にお問い合わせください。
最近の注射針は極細なので痛くないですよ。笑